Item type |
紀要論文2 / Departmental Bulletin Paper2(1) |
公開日 |
2013-02-01 |
タイトル |
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タイトル |
専門職のチームケアにおけるケアの特徴 |
タイトル |
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タイトル |
Some Features of Caring in Professional Team Care |
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言語 |
en |
言語 |
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言語 |
eng |
キーワード |
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言語 |
en |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
Caring |
キーワード |
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言語 |
en |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
Team Care |
キーワード |
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言語 |
en |
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主題Scheme |
Other |
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主題 |
Resource Constraint |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 |
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資源タイプ |
departmental bulletin paper |
ページ属性 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
P(論文) |
記事種別(英) |
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en |
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Article |
論文名よみ |
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その他のタイトル |
センモン ショク ノ チームケア ニ オケル ケア ノ トクチョウ |
著者 |
松嵜, 久実
Matsuzaki, Hisami
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著者名よみ |
マツザキ, ヒサミ
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抄録(日) |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
ケアは、他者と自己の成長を見守る行為であり、広く人間の活動を含有している。ケアすることは、生きることでもある。このケアについて、哲学的、老年学、福祉学、経営学等、様々な領域から研究が進んできた。ケアの提供が社会の文化的伝統や価値観に関係することから、ケアに求められることを一般的に議論出来る形で概念化することは、ケアを提供する組織の運営とケア提供者の教育のあり方を考えるとき、大きな意義を持っている。本稿では、ケア一般のなかで専門職のチームケアが持つ特徴を整理し、チームケアを中心にケアの提供に求められていることを概念化している。論文の後半部で検討するメイヤロフらの研究がケア一般という形で議論を進めており、チームケアに求められていることの概念化が行われていない。また、現場の活動を整理して作成されている技術の目標は、それ自体では意義をもっているが、社会的、教育的な視点からは概念化がされていないのが実態である。本稿では、最初にチームケアの特徴を整理している。医師や弁護士が行うような対人サービス、単独ケア活動と、教員や福祉施設のケアワーカーの行うチームケアは大きく異なっている。チームケアのなかでも、裁量が制約されている福祉施設でのチームケアでは、ワーカー同士の協力の可能性とチーム内での学びの機会があるとともに、予測が困難な複雑な状況のなかでチームの成果が求められることに由来する強いストレスを負う可能性が従事者にはあること、従事者の価値観の相克に由来する厳しい対立が発生する可能性があることを明らかにしている。次に、近年の日本の高齢者施設のケアの現場では、ケア従事者が獲得する資質や態度について実例事例を蓄積してきている。この蓄積の方向を確認すると、客観的評価が難しい資質と技能があることが分かる。こうしたチームケアの状況を前提に、日本におけるケア理論に大きな影響を及ぼしている哲学的な研究のひとつであるメイヤロフ氏の研究を中心にチームケアに必要な技能と資質を検討している。メアヤロフ氏とノルデイング氏の著書は、ケアの可能性を理論的に解明したものである。こうした理論的解明は、現場で具体的に求めている資質とは異なるものであるし、理論的に解明された資質は、実際の技能獲得の評価に結びつけにくいものである。しかし、理論的解明は、現場で使われている指標を超えて、社会的に見た視点から、ケアの現場で必要としている資質に方向性を与えている。チームケアの特質を前提にした検討から、チームケア遂行に必要な特有の技能と資質があることを明らかにした。チームケアでは、ケア供給者の主体性の確立と自己覚知が必要であり、チームケアの推進役であるリーダーは、予測困難な事態に対処するための分析能力・計画能力と、組織のミッションと現場活動を繋ぐ具体化・概念化の能力が必要である。 |
雑誌書誌ID |
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収録物識別子タイプ |
NCID |
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収録物識別子 |
AN10049116 |
書誌情報 |
浦和論叢
号 48,
p. 37-62,
発行日 2013-02
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